楽天証券は、国内株式取引手数料無料の「ゼロコース」などを提供しており、コストを抑えて投資を始めやすい証券会社だ。
楽天経済圏を活用したポイント連携として、「楽天ポイント」で投資信託などが購入できる「ポイント投資」や、「楽天カード」「楽天キャッシュ」での投信積立などの仕組みが用意されているため、すでに楽天グループを利用している人にも人気がある。
今回の記事では、実際に楽天証券を利用している方からの楽天証券の評判や、他のネット証券と比較した際の特徴、どんな人におすすめな証券会社なのかなどを詳しく解説する。
また、楽天証券のランキングについての記事も参考になるだろう。
弊社で実施したアンケート調査に基づく投資家の生の声を参考にして、楽天証券の利用を始めるかどうかを検討してみてほしい。
楽天証券の良い評判

まずは、弊社で実施したアンケート結果の内容をもとに、楽天証券の良い評判を確認していこう。
「楽天証券の良いところを教えてください。」という質問に対しては、以下のような回答結果が得られた。
| 項目 | 回答数(複数回答)n=200 |
|---|---|
| ポイントプログラム | 120 |
| 取引ツールとアプリの使いやすさ | 78 |
| 楽天経済圏との連携 | 67 |
| 手数料の安さ | 55 |
| 豊富な商品とサービス | 27 |
具体的にどのような回答があったかについて、上位の項目を確認していこう。
ポイントプログラムがお得
利用者が良いと感じているポイントについて最も回答数が多かったのが「ポイントプログラム」だ。
楽天証券では、さまざまな取引によって楽天ポイントや楽天証券ポイントを貯められる。
以下の通り、さまざまな商品・サービスでポイントが貯まるため、お得に投資をしたいという方に人気がある。
| サービス・商品 | 達成条件 |
|---|---|
| SPU (投資信託) | 楽天ポイントコースやマネーブリッジ等の設定のうえ、所定のポイント投資(投資信託)を行う |
| SPU (米国株式・円貨決済) | 楽天ポイントコースやマネーブリッジ等の設定のうえ、所定のポイント投資(米国株式・円貨決済)を行う |
| 投信積立 (楽天カードクレジット決済) | 楽天カードによる投信積立の決済を行う(進呈条件等はカード種別等により異なる) |
| 投信積立(楽天キャッシュ) | 投信積立の決済方法として楽天キャッシュを利用する(上限月5万円) |
| 金・プラチナ (楽天カードクレジット決済) | 楽天カードによる積立決済を行う(条件あり) |
| 取引手数料 ポイントプログラム | 取引状況等に応じてポイントが進呈される場合がある(条件あり) |
| 投信残高 ポイントプログラム | 投資信託の保有残高等に応じてポイントが進呈される |
| 投資信託 資産形成ポイント | 所定の条件を満たした場合にポイントが進呈される場合がある(条件あり) |
| 楽天銀行 ハッピープログラム | 楽天銀行側のプログラムにより、楽天証券での取引状況等に応じてポイントが進呈される場合がある |
| ご家族・お友達 紹介プログラム | 所定の紹介条件を満たした場合にポイントが進呈される場合がある(条件あり) |
※ 出典:楽天証券株式会社『2022年4月以降の新サービス開始およびクレジットカード決済でのポイント還元率とSPU条件の見直しについて』(公表日:2022-02-01)、楽天グループ株式会社『国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,100万口座達成のお知らせ』(公表日:2024-04-16)
※ ポイントの進呈条件や進呈タイミングはサービスごとに異なります。
貯まったポイントは楽天証券で投資に利用できたり、楽天市場での買い物に使えたりする。
使い道が幅広いのも楽天ポイントの魅力の一つと言えるだろう。
実際に、アンケートでよく見られた回答を一部紹介する。
- 他社と比較してポイントプログラムの内容が充実している
- 投資することで効率よくポイ活ができる
- 日常生活で貯まったポイントを利用して投資ができる
取引ツール・アプリが使いやすい
取引ツールやアプリの使いやすさを魅力に感じている人も多かった。
楽天証券では、初心者から上級者までさまざまな人に合わせて豊富な取引ツールを展開している。
スマートフォンで手軽に取引したい場合は、モバイル・トレーディング・ツールである「iSPEED」、パソコンで大きなチャート画面を確認しながら取引したい場合は「MARKET SPEEDⅡ」、iPadを利用して取引したい場合は「iSPEED for iPad」といったように、自分の利用するデバイスや投資目的に合わせて使い分けやすいのもメリットだ。
アンケートに対する具体的な回答には以下のようなものがあった。
- アプリや取引ツールのカスタマイズ性が高く、自分の目的に合わせて使いやすい
- 初心者でもサイトやツールが使いやすいと感じる
- 四季報などのデータやオシレーター系の表示がわかりやすい
- 複数の証券会社を利用している投資家でも「楽天証券の取引ツールが一番使いやすい」と感じている人が多いようだ。
楽天経済圏との連携が魅力
楽天証券は、楽天経済圏をよく利用する人にとってメリットが大きい証券会社だ。
楽天銀行と連携を行うマネーブリッジを利用すれば、手軽に入出金を行えて、楽天銀行の普通預金金利が優遇される(マネーブリッジ設定時の普通預金金利は最大年0.38%(税引後年0.302%)(2026年3月1日時点))。
また、電子マネーである楽天キャッシュで投信積立ができたり、投信残高に応じてポイントがもらえたりするなどの魅力もある。
具体的な回答例は下記のとおりだ。
- マネーブリッジを利用すれば証券口座にわざわざお金を移す手間が省けて便利
- もともと楽天市場など楽天グループのサービスを利用していたので、ポイントがまとめられて便利
- 楽天カードと組み合わせて使いやすい
楽天証券の悪い評判

一方、楽天証券の悪い評判についてもアンケート結果から確認していく。
「楽天証券の改善してほしいところを教えてください。」という質問に対しては、以下のような回答結果が得られた。
| 項目 | 回答数(複数回答)n=200 |
|---|---|
| 取引ツールと画面の見にくさ | 71 |
| 取扱商品のさらなる拡充 | 57 |
| ポイントプログラムの改良 | 41 |
| サポートと連携の不便さ | 24 |
| システムとメンテナンスの頻度 | 22 |
取引ツール・画面が見にくい
最も回答数が多かったのは「取引ツールと画面のみにくさ」であった。
良い評判として取引ツールの使いやすさが上位にランクインしていたが、逆に使いにくいと感じる人もいるようだ。
ただし、取引ツールやアプリが使いにくいというよりは、楽天証券のWEBサイトがごちゃごちゃして見にくいと感じている人の方が多いと思われる。
- 情報が多くてごちゃごちゃしている印象を受ける
- 毎回ログインを求められるのが面倒
- 初心者には使いこなすのが難しい
取扱商品をさらに増やしてほしい
取扱商品やサービスをもっと拡充してほしいという声も多かった。
投資信託や米国株などの取り扱い数は多いが、商品によっては取扱数が少ないものもあるため注意が必要だ。
特に、1株から取引できるミニ株やIPOの取り扱い数を増やしてほしいという意見が多いようだ。
- 単元未満株(ミニ株)の取扱数が少ない
- IPOの数が少ないのでもっと増やしてほしい
- 競合であるSBI証券と比較して、取扱商品の種類に物足りなさを感じている人も多かった。
ポイントプログラムを改良してほしい
楽天経済圏を活用できたり、ポイントグラムでお得に投資ができたりするのは楽天証券の大きな魅力だが、もっとポイントプログラムを改良してほしいという意見も多かった。
- 以前と比べてポイント還元率が下がってしまったので、もっと還元率を高めてほしい
- ポイントキャンペーンが頻繁にあるが条件などがわかりにくい
- 期間限定ポイントが使用できないのが残念
楽天証券の特徴

楽天証券の会社概要やサービス内容を改めて確認しておこう。
楽天証券の会社概要
楽天証券は、楽天グループ内のインターネット証券会社だ。
楽天経済圏の強みを活かしたサービス展開により、2024年4月に証券総合口座数が1,100万口座超となり、稼働口座数は約700万口座と公表されている。
また、さまざまなサービスを展開するネット証券の1社として、口座数の拡大が続いている。
初心者にもわかりやすい取引ツールや投資情報を豊富に提供していて、これから投資に挑戦するという方でも安心して始めやすい証券会社だ。
楽天証券のサービス内容
楽天証券で提供しているサービスを下記にまとめた。
| 取扱商品 | 株式 投資信託 債券 FX CFD 先物OP 金・プラチナ ロボアド |
|---|---|
| 取引チャネル | パソコン スマートフォン iPad カスタマーサービスセンター |
| 手数料 | NISA:取引手数料等は商品・取引により異なる 国内株式:取引手数料無料の「ゼロコース」あり 米国株式:取引手数料等は取引により異なる 投資信託:商品により買付手数料等の費用が異なる |
| 入出金方法 | 自動入出金(スイープ) らくらく入金 リアルタイム入金 |
| 投資情報 | マーケットスピード フル板 中国(香港板)リアルタイム株価 四季報情報 日経テレコン バロンズ・ダイジェスト |
楽天証券では、国内株式や米国株式、IPO、投資信託など一般的な金融商品から、CFDや先物、ロボアドなど上級者向けの金融商品まで多数取り扱っている。
国内株式は取引手数料無料の「ゼロコース」などが用意されているため、取引コストが気になるという方は手数料体系を確認しておこう。
楽天銀行とのマネーブリッジを利用すれば、口座に入金する手間が省けて非常に便利なのも魅力的だ。
楽天証券の特徴
楽天証券では、NISAをお得に始められるという点が特徴的だ。
楽天証券では、保有する投資信託の残高に応じて毎月ポイントが貯まり、楽天カードや楽天キャッシュでの積立時にも利用金額に応じてポイントを受け取れる。
貯まったポイントはさらに投資を行うことでどんどん増やしていけるため、将来に向けて効率よく資産を増やしたいと考えている方にぴったりだ。
NISAで投資信託への投資を始めたいという方は、楽天証券を利用することでお得にポイントを貯めながら投資を行えるだろう。
評判アンケートから分析!楽天証券が向いている人とは

ここまで解説したアンケート結果の内容や楽天証券の特徴をもとに、楽天証券が向いている人を紹介する。
楽天経済圏を利用している人
楽天証券は、楽天経済圏と呼ばれる楽天グループのサービスをよく利用している人におすすめの証券会社だ。
特に、楽天銀行や楽天カード、楽天キャッシュ、楽天市場を普段から利用している人と相性が良く、各サービスを組み合わせて使いながら投資を行うことで、どんどんお得かつ便利に投資を行える。
例えば、楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たすと、楽天市場での買い物のポイント倍率が上がる。
また、マネーブリッジを設定しておくと、楽天銀行の普通預金金利が優遇される(マネーブリッジ設定時の普通預金金利は最大年0.38%(税引後年0.302%)(2026年3月1日時点))。
投資に初めて挑戦する人
楽天証券では、投資初心者向けのサービスが充実している。
初心者向けの情報コンテンツやYouTubeなどの動画コンテンツ、オンラインや対面で参加できるセミナーなど、さまざまな情報を幅広く入手できる。
スマートフォンやiPadなどで手軽に操作できる取引ツールも提供されており、投資に初めて挑戦する人にも適した証券会社だと言えるだろう。
新規口座開設者向けのキャンペーンなども充実しているため、お得に投資を始めたい人にもぴったりだ。
取引コストを抑えて投資したい人
楽天証券では、国内株式取引手数料無料の「ゼロコース」が用意されている。
一方で、投資信託は商品により買付手数料等の費用が異なるため、低コストで投資を始めたい人は利用前に条件を確認しよう。
また、取引の種類によっては当社が別途指定する銘柄の買付手数料が無料となる場合があるため、国内の銘柄だけでなく海外の資産に投資をしたいという方も取引条件を確認するとよい。
楽天証券で資産運用を始めるならIFAも検討しよう

楽天証券で資産運用を始める際は、IFAへの相談がおすすめだ。
ここでは、資産運用をプロに相談すべき理由や、なぜIFAがおすすめなのかについて解説する。
資産運用を専門家に相談するメリット
これから資産運用を始める際は、自分の許容できるリスクや求めるリターンを踏まえて、自分にとって最適な資産配分を検討しながら運用計画を立てることが重要だ。
資産運用の専門家にアドバイスをもらうことで、安心して運用計画を立てつつ、長期的に資産運用をサポートしてもらえるというメリットがある。
楽天証券で資産運用をするならIFAへの相談がおすすめ
証券会社によっては、IFA向けの取引コース等が用意されている。
IFAとは、特定の金融機関に所属せずに、資産運用についてのアドバイスや金融商品の提案・仲介を行う専門家だ。
一般的な金融担当者と異なり、会社の営業方針や販売ノルマに提案内容が左右されないため、顧客にとって最適な金融商品を提案できるという点が魅力的だ。
資産形成だけでなく、資産承継(贈与・相続)なども含めて相談できる場合もある。
家族にまとまったお金を上手に残してあげたいと考える人にとっても、相談先の選択肢としてIFAを検討するのは有効だ。
\ あなたに合うアドバイザーを診断 /
楽天証券の評判を知って自分に合う投資方法を検討しよう

楽天証券は、初心者から経験者まで幅広い投資家に人気のあるネット証券だ。
取引ツールの使いやすさや豊富な投資情報、お得なポイントプログラムなどが、さまざまな投資家から評価されている。
ポイントを利用して投資を行えたり、投資を行うことで楽天ポイントが貯まったりするので、すでに楽天経済圏を利用している方にはメリットの大きい証券会社だと言える。
一方、情報量が多すぎて使いにくいと感じたり、取扱商品の数や種類が他社に比べて物足りないと感じたりする投資家もいるようだ。
特に、IPOや単元未満株の取引をメインに考えている投資家は注意しよう。
楽天証券は、これから投資に挑戦する人や、楽天グループのサービスをよく利用するという人におすすめの証券会社だ。
楽天証券で資産運用を始める際は、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談も検討してみよう。
専門家の手を借りることで、より自分に合った投資商品や運用戦略を選びやすくなり、初心者でも安心して投資を継続できる。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用して、あなたに適したアドバイザーを見つけてみてはいかがだろうか。
楽天証券の評判に関するQ&A

参考・出典
- 楽天グループ株式会社『国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,100万口座達成のお知らせ』(公表日/更新日:2024-04-16)
- 楽天証券株式会社『2022年4月以降の新サービス開始およびクレジットカード決済でのポイント還元率とSPU条件の見直しについて』(公表日/更新日:2022-02-01)
- 楽天銀行株式会社『楽天銀行の普通預金金利は最大年0.38%(税引後年0.302%)』(公表日/更新日:2026-03-01)

